F1「日本名輪会カップ・石田雄彦記念杯」が15~17日、岸和田競輪場で行われます。

 当地をホームバンクとして日本選手権、オールスターなど特別競輪(現・G1)5冠を果たした、昭和の大レーサー石田雄彦氏(故人)。その功績を称える開催として26回目を迎えました。

 好脚がひしめく出場メンバーの中から、V候補筆頭に挙がるのは地元エース稲川翔(大阪)。決め足の鋭さはGレース争覇級で、ここなら一枚上の存在です。後輩・大竹歩(大阪)との連係が見込めるし、これを目標に持ち味を出し切るでしょう。

 別線の脅威は、先行力さえる新山響平(青森)取鳥雄吾(岡山)の気鋭107期コンビ。それぞれの番手を回れそうな伏見俊昭(福島)堤洋(徳島)も侮れません。

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 ◆石田雄彦(いしだ・ゆうひこ)1934年(昭9)6月13日、大阪・羽曳野市生まれ。50年4月にデビュー。91年4月に引退。通算成績3364戦1160勝で、勝利数は歴代4位。通算獲得賞金1億3955万8700円。獲得タイトルは競輪祭(55年)オールスター(56年)日本選手権(59、64年)高松宮賜杯(60年、現・高松宮記念杯)。2015年11月7日に死去、享年81。

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