連載「ROAD TO クラシック」の最終回は、恒例の「クラシックなるほどデータ集」です。半世紀を超える歴史の中で数々の名勝負を繰り広げてきましたが、今回は昨年の覇者・桐生順平が大会連覇に挑みます。

<なるほどデータ>

 (1)SG初Vが29人 過去51人の覇者(11年は東日本大震災のため開催中止)のうち、29人がSG初優勝だった。99年児島の34回大会で今垣光太郎が初優勝。そこから5大会連続でSG初制覇者が生まれた。

 (2)連覇は西島だけ 初Vが多いためか、連覇は西島義則が97年住之江、98年丸亀で達成しただけ。今年は昨年覇者の桐生がその偉業に挑む。ちなみに大会最多Vは彦坂郁雄(引退)の3回で、桐生が連覇達成ならそれに並ぶ。松井繁も勝てば3回目だ。

 (3)優出最多は松井 松井は大会最多の9優出を誇る。2位が今村豊の8回。現役で2人に続くのは今垣、田中信一郎、池田浩二の4回。松井、今村の突出した勝負強さがわかる。

 (4)SG最年長V 56歳8カ月の今村、53歳1カ月の江口晃生が優勝すれば、安岐真人(引退)の持つ52歳7カ月22日のSG最年長優勝記録を更新する。また大賀広幸が勝てば、50歳11カ月は歴代4位だが、高齢初優勝記録としては歴代トップ。

 (5)SG初出場は5人 今大会のクラシック初出場組は14人に達する。そのうち金田諭、麻生慎介、金子拓矢、前沢丈史、青木玄太の5人が、うれしいSG初出場。水神祭を目指す。(おわり)