福田知也(35=神奈川)が急激に復活している。予選9Rでは亀井久幸のまくりに乗って突き抜け、今シリーズ最速タイの上がり14秒1をマーク。準決9Rでも嶋津拓弥の先行を目標に、鋭く追い込んで連勝した。

 前期は落車の影響があり、A級降格の憂き目にも遭った。だがそこから地道な練習とケアを積んでS級に返り咲くと、今年は玉野G3で決勝進出(9着)するなど、その勢いはとどまるところを知らない。決勝は白戸淳太郎に譲られて、亀井の番手を回る。「勝ちにいきます。(優勝を)取れる足はある。次(地元川崎G3)に向けて少しでも調子と点数を上げたい」と気合をみなぎらせた。