明日24日から29日まで尼崎ボートで開設66周年記念「G1センプルカップ」が行われる。

 塩田北斗(30=福岡)は今年3回優勝(14日現在)。もともと評価をしていた選手で驚きはない。むしろ、伸びしろがあり優勝回数を重ねるはず。いつ記念タイトルを取ってもおかしくないとみている。最後まで舟券に貢献しようと前を追いつめるのがスタイルだ。もっとも、選手であれば誰もが思うところ。「諦めが悪いんです」。この貪欲な姿勢に好感を持てる。調整の方向性は乗り心地やターン回りを重視するタイプ。差す技術もレースを重ねるごとに向上していて、1Mだけでなく2Mの逆転も大幅に増えて、着順を大きく崩すことはなくなった。

 尼崎では現エンジンも5月一般戦(優出3着)で経験。伸び型で好みの感触ではなかったが、ペラ調整が功を奏して、しっかりとしたレース足へと仕上げている。調整面は問題なく、メンバーが強力となるG1でどう食い込むか見ものだ。