鈴木彩夏(23=東京)がやる気になっている。父で師匠の鈴木康雄さんが先月17日に引退。「(父が)現役のうちに優勝したいという気持ちが強かったので残念です」と悔しがる。

 前場所から中2日のためケア中心だが、幸い体調面は良さそう。「前回(平塚)が駄目だった分、今回は最低でも決勝には乗りたい」と力を込めた。タクシー運転手として第2の人生を歩む父にとって、娘の活躍以上のエールはない。予1・6Rから全開の構えだ。