準決9Rは山岸佳太が西本直大をまくって快勝した。2着はまくり上げた長尾拳太(25=岐阜)が外にへばりついたまま粘り込み、2月別府F1以来の決勝進出を決めた。

 長尾は前走から1カ月近く空いて「乗り込みとか、基礎的な練習をみっちりやった。疲れは残っているけど、日ごとに軽くなると思う」。さっそくその成果が出れば、さぞかし気分もいいはずだ。その決勝は地元の高橋和也とタッグを組む。「どちらかが優勝できるように」と長尾はパワー全開だ。