111期の注目株・金ケ江勇気(22=佐賀)が、G2共同通信社杯に大いに刺激を受けていた。

同期の山崎賢人と、同郷の山田英明が決勝に進出。ゴール前での山田と清水裕友との激しい攻防に「あれはしびれましたね」とわが事のような笑顔で語った。

それでも「同期もG1に乗っているのは悔しい。ただ、今後S級での10年を考えたら、いまの半年があったからだって言えるようにしたい。S級に上がることは目標じゃない。ヤンググランプリも関係ない。(G1)タイトルを取ることを考えてます」と続け、ライバル心をむき出しにしていた。

組み立てていた紫のフレームには、深谷知広の名前が刻まれている。「久留米の落車で壊れたので。寿命が近いフレームなんですけどね。入手経路? 秘密です」。

深夜の宇都宮で熱く燃える男に注目だ。