渦潮魂、見せます! 鳴門ボートのG1「大渦大賞」は10月1日に開幕。毒島誠、井口佳典、中島孝平と今年のSG覇者3人が顔をそろえただけでなく、V候補が十指に余る大激戦。地元の渦潮軍団からは6人が参戦する。中でも、未来の徳島支部を背負う逸材・山田祐也に注目。

-今年の調子はどうですか

うまいこといっていません。大事なところでポカをしているし、自分でも何をやってんだろう…と落ち込むことがあります。

-レースに臨む際は、どんなことをイメージでしていますか

予選トップで準優に乗って、準優を勝って、優勝。一般戦は常にそういう気持ちでやっています。でも、ポカをしてしまう。

-具体的に悔しかったレースは

お盆の地元戦(今年成績参照)です。優勝戦1号艇で、エンジンも出ていたのに、スタートが(コンマ)31って…。勝てる流れだったので、こういうことをやっていたら駄目ですね。

-デビューは13年5月。約5年4カ月が過ぎ、ここまでの成績に対しては

毎期、毎年、ノートに目標を書いているけど、それを全然、成し遂げてない。順調じゃないと思います。

-SGもすでに2度(17、18年メモリアル)出場し、G1の出場機会も増えていますが

SGに出ても引け目を感じています。(メモリアルで)推薦してもらったことはうれしいけど、自分で出場権を取ったわけではないので…。今までは通用していない。1着を取っているレースもあるけど、優勝したくて行っているし、予選突破もないですから。昨年の鳴門周年も通用していなかった。

-どのあたりに上位陣との差を感じますか

一番、差を感じるのは調整能力です。成績を残している人は、引き出しが多くて、合わせるのが早い。

-では、現状の目標はSGの権利を自分で取ることですか

そうです。そのために、G1を勝ちたい。

-地元周年はひとつのチャンスだと思いますが、鳴門の水面に対して印象は

地元なので、やっぱり、思い入れがあるし、それはちょっと強い。いつも練習させてもらっているので、アドバンテージもある。地の利というは間違いなくあると思う。

-遠征勢からは、鳴門は走りにくいという声も聞きますが

何か違和感がある…という話はよく聞きます。でも、自分の場合はないです。レース場の基準、ベースが鳴門になっているので、むしろ、他のレース場の方が違和感があります。

-話は変わりますがレーサーになったきっかけは

高校を卒業して、兵庫県の姫路の工場で働いていたんですけど、たまたま、寮でボートレースのCM、選手の募集だったと思うけど、それを見て、やってみようと思いました。

-師匠はいますか

徳島支部は師弟の制度がないのでいません。

-では、アドバイスをもらう先輩は

田村(隆信)さんです。レースの助言から、気持ちの持ち方など、特にメンタルの部分で、自分にとっては大きいです。形式的には師匠はいないけど、自分では田村さんが師匠だと思っています。

-最後に地元周年に懸ける意気込みを

何とかG1でも実績を作りたいと思っています。頑張ります。

◆山田祐也(やまだ・ゆうや)1989年(平元)7月6日、高知県生まれ。112期生として、13年5月、鳴門でデビュー。同年6月鳴門で初勝利。16年12月平和島で初優勝を飾り、続く、鳴門でも優勝。この連続Vが評価され、16年の最優秀新人賞を獲得した。スタート、ターンの切れも高評価だが、彫りの深い顔立ちも話題。ファンだけでなく、選手間でもイケメンとして評判を集める。171センチ、52キロ。血液型A。