ハラハラ、ドキドキでも辛うじて先頭を守った。デビュー初優出の四宮与寛(28=徳島)が、イン先マイから地元の佐藤翼の猛追を振り切って初優勝した。佐藤はわずかに及ばず2着。石丸海渡が3着に粘った。

スタートはコンマ10のトップタイミング。1Mの旋回も完璧だった。だが「(1周)2Mで舟が暴れて一気に慌てました。そこからばたばた」とムードが暗転。最終周回では佐藤に1艇身差まで迫られたが、何とか踏ん張った。「失敗してもしっかり押してくれた」と37号機に感謝。レース後は先輩や115期の同期らに水神祭の祝福を受けた。

同期には仲谷颯仁やヤングダービーVの関浩哉がいる。「活躍している同期がいるので追いつけるように頑張ります。今期はA級に上がるのが目標。気を抜かず全力で頑張ります」。今期はA2級昇格が有力なペース。この優勝を弾みに、次走児島以降も着実に同期たちの背中を追う。【窪寺伸行】