予1・6Rで荒牧聖未(28=栃木)がガールズケイリンでは6人目となる通算200勝を豪快なまくりで決めた。レース後、報道陣のカメラに囲まれると、あわてて控室に戻り、ガラスに映る姿を見ながら身だしなみをチェックする、女性らしい一面を見せた。

「デビュー戦を走った平塚競輪場で記念の勝利を飾れてうれしい。前回の小倉で記者の方から聞くまで、まったく意識していませんでした。これからもたくさん1着を取っていきたい」。

12年7月にガールズ1期生としてデビュー。ダッシュ力を生かしたまくりを武器に勝ち星を積み上げてきた。コンスタントにトップ10前後に定着するものの、ビッグレースへの場は、次点に泣くケースが多い。しかし、次々に有望な新人で出てきても、その位置に居続けるのは、進化している証しだ。「これからも攻めのレースを続けて、その壁を破りたい。まずは今回、平塚で優勝恒例のシャンパンファイトができるように頑張ります」。

現在、ガールズケイリンの200勝達成者は加瀬加奈子、山原さくら、石井寛子、梶田舞で最多勝は奥井迪の287勝。