最近、積極的なレースで次々にビッグネームを倒している中嶋里美(27=愛知)は、高配当の請負人だ。

9月松山では、高木真備と梶田舞を撃破。10月弥彦では鈴木美教、前回の伊東では佐藤水菜をまくりで沈め、これらはすべて3連単が万車券となっている。

「春ごろにもう1度先行からやってみようと思い、セッティングから見直した。少しずつ実を結んできました」。先行数を増やしたことで、まくりも決まりやすくなった。

しかし、大物も倒すが、格下相手の取りこぼしもあり「とにかくムラが大きい。それをなくすのが今の課題」と語る。

予1・7Rの主力メンバーは、中嶋の名前を見て、「やりにくい相手と一緒になった」と口をそろえた。

対戦相手の嫌がる『粘っこい先行』は、今開催も台風の目となるだろう。