<井口佳典(41=三重)賞金4位>

今年前半はG1戸田周年準優でFを切り、罰則でG1出場機会を失い苦境に立った。「なんとかしなければ」という強い気持ちで臨んだ3月のSG浜名湖クラシックを強まくりで優勝、2ndステージからの出場を決めた。

グランプリは08年に制覇して昨年も準優勝と相性がいい大会だ。だが「2回目を取ってこそ」という気持ちがある。夏から秋にかけても丸亀メモリアル、蒲郡ダービーとSG連続優出で流れはいい。「しっかり集中していきます」と、勢いを維持したまま住之江に乗り込んでくる。

<守屋美穂(29=岡山)賞金4位>

4年ぶりにクイーンズクライマックスに参戦する。この間に1年2カ月の産休によるブランクはあったが、16年4月の復帰から粘り強く、調子を上げてきた。「今年は結果を残せていない。悔しい思いもした。でも地道にコツコツやってきた甲斐はあったのかな」。レディースチャレンジCまではボーダー際の11位だったが、そこで見事に優勝した。

高校時代はウエートリフティング48キロ級で優勝歴がある。的確なエンジン出しとタフな精神力で、今度はボートレース界の女子NO・1を目指す。