吉田拓矢(23=茨城)昨年後半から著しく復調した。昨年11月の地元・取手G3に呼ばれなかったことが発奮材料となっている。

「悔しかったですね。それでも出場した同県のみんなを心から応援できたのは、僕も精神的に少し成長したのかもしれません」。

今や茨城はビッグレースに10人もの選手を送り込む大所帯。ライバルも多いが団結力も高まっている。

「鈴木竜士さんは、練習方法でも競走でも自分のスタイルを確立しつつある。僕には“これ”というものがないんです。今年はセールスポイントをしっかりさせたいんです」。

決勝11Rは、前回りを直訴。前回の京王閣で伊早坂の番手から優勝したことが、伏線になっているはずだ。「伊早坂さんとはずっと一緒に練習をやってきた仲間。決勝はその信頼関係をレースで見せます」。これは先行一本で戦う決意表明とみて間違いない。