小川真太郎の先行を目標にした池田憲昭(36=香川)がゴール前伸びて、G3初優勝を飾った。2、3着には東口善朋、椎木尾拓哉の地元コンビが入った。三谷竜生は8着、中川誠一郎は4着に敗れた。

三谷-椎木尾-東口、簗田一輝、中川-小川勇介、小川真-池田-岩津裕介で周回。赤板で小川真が上昇して打鐘で主導権。4番手になった三谷が最終ホームから仕掛けるが、2角で3番手の岩津ともつれる。中川も8番手から踏んだがまくり不発。小川真の先行は快ペースで番手の池田が差し切った。

優勝した池田は無欲の男らしく「すべて小川(真)君のおかげです」と先行した小川真をたたえた。さらに、念願のG3制覇にも浮かれることはない。「F1であろうとG3であろうと目の前の1戦1戦にベストを尽くすだけです」と冷静そのもの。それでも、次走の地元高松G3(31日から)へ何よりの弾みとなった。【江崎禎紀】