1号艇の沢崎雄哉(23=東京)がインから逃げて、地元で初優出&初Vを決めた。

レースは沢崎がコンマ13のトップスタートで先制。まくる浜先真範、差す香川素子を寄せ付けず後続を完封した。2着は香川、3着は魚谷香織が入った。

沢崎は「64号機が本当に良かった。あとは自分のターンをするだけだと、自信を持ってスタートしようと思った。調整を失敗してもゾーンが広そうで何をしてもいいのは助かった。3日目くらいから全部の足がレベルアップした。エンジンのおかげです」とエース機の頑張りをたたえた。

レース前日は「寝られなくて、午前1時半ぐらいまで起きていた。自分は寝る前にいつも翌日のレースのイメージトレーニングをするんですが、それがいろんな展開になっちゃって…。それでも結果的に一番いい展開かなって」と満面の笑みで長かった優勝戦の1日を振り返った。

この優勝は「真っ先に父母や姉、お世話になっていて今は丸亀を走っていらっしゃる先輩の前沢丈史さんに伝えたい」。今後の目標については「A級への昇級と、そして自分は伸び型が好きなんですが、いろいろと整備の引き出しを増やすこと」と話した。

なお、団体戦は男子46ポイント、女子23ポイントで男子のルーキーズが勝利。今回、男子の選手代表を務めた渡辺雄朗がルーキーズを代表しボートレース振興会の小高幹雄会長から優勝旗を授与された。

渡辺は「レースごとに何ポイント取ったとか、そういう話もしながら、本当に楽しく毎日レースができました。すごくいい企画だと思います」と団体戦勝利の感想を述べた。