特選11Rの成田和也は目標が不在となった。

別線勢は、どういったコメントを出すのか戦々恐々。そして、出された結論は実に成田らしいものだった。「全日本選抜がピリッとしない内容だったから、しっかり練習してきた。強い山田久徳君の番手へ。僕のそういうレースを応援してくれる人たちの期待に応えたい」。後ろで成田と吉村和之が競ることになった山田は「先行とは言い切れないが、競ってもらう以上は大きいレースをしないと」と刺激を感じていた。