12Rで優勝戦が行われれ、高橋貢(47=伊勢崎)が8周1角で先頭に立って優勝。今大会初制覇を果たし、G2は24回目の制覇。通算優勝回数も202回と自身の持つ史上最多V回数をさらに更新した。

レースは1回目のスタートで高橋がフライング。2回目のスタートは桜井晴光が大きくフロントを浮かせて、松尾啓史、木村武之が大きく不利を受けて始まった。

佐藤裕二が逃げ、篠原睦、内山高秀に続いて高橋は4番手発進。4周回で3番手に上がり、前の佐藤と内山の競り合いを見て進むが2車が重なり、なかなか前へ進めない。勝負が動いたのは7周3角。先頭の佐藤に対し内山がまくって先頭。その機を逃さず、高橋は2番手に上がり、8周1角、内山を内から抜いて抜け出した。

これまで高橋は地元G2のレジェンドカップを3大会連続で準優勝止まり。特に昨年はゴール前で松尾啓史に差されてのV逸だっただけに「去年は特に悔しい思いをしたので、その借りは返せたのかな」ときっぱり。1回目のフライングについては「年がいもなく、(フライングを)切ってしまいました」と苦笑いでファンを笑わせた。

「最後は内山君がまくってくれて、うまく乗れて。エンジンも良くなってましたよ。(レジェンドカップでも自分より)年下の期の若い選手が増えてきたので。そんな中で優勝できてうれしい」と、最後は満面の笑みでファンの声援に応えていた。次走の川口G1開設記念グランプリレース(3月6~10日)に弾みのつく優勝だった。