女子特別賞の佐藤摩弥は着実に力をつけてSG制覇に照準を定めた。

実力日本一決定戦の日本選手権では史上初の女子SGファイナリスト。「実力以上の結果だったけど、チャンスがあると分かった。もう夢の舞台ではなくなった、と」。数多くのオートレースファンの前で自信のほどを語った。年末のG2格SSシリーズ戦平尾昌晃杯では成長力を見せつけた。上がり3秒339で優勝。1レース後の10周戦SS王座決定戦をしのぐ好時計だ。スピードに磨きをかけて19年前期適用ランクはS級23位に大躍進した。「養成所にデビューを待つ5人の女子訓練生がいる。ぜひ期待してほしい」。サトマヤは女子選手という立場だけでなく、オート界をけん引する存在となった。