準決10Rは蒔田英彦先陣の南関3車が主導権を握った。志村太賀(35=山梨)はその4番手で稲垣裕之と並走になったが、「そこは引けない位置」(志村)と、最終ホームで取り切って中団キープ。4角からは中を突いて2着で決勝切符をつかんだ。

準決は自力の決まり手がある柿沢大貴と乗り合わせたが「柿沢君との連係はいつも自分が前を回ってます」と自在戦を選択。それを結果につなげた。大本命の稲垣を破った志村は「オレは悪くないですよね? 悪いのは(目標不在にした)番組さんですから」と苦笑い。神山雄一郎の脱落で決勝は吉田拓矢の番手回り。優勝まで見えてきた。