116期最小兵の鈴木樹里(19=愛知)が、決勝行きを決めた。

152・3センチと小柄だが、風を切り裂くような鋭いまくりで予選1を快勝。「タイミングを計って仕掛けられたし、余裕もありました。背は小さいですけど、小さいなりに、風も当たらないからいいかなって思っています」と屈託のない笑顔を見せた。

中学2年の時にガールズケイリンの特集を見て、輪界入りを決意。金子貴志や深谷知広らを輩出した桜丘高に進んで自転車競技に取り組んだ。インターハイ500メートル2位や高校選抜ケイリン2位の実績を引っ提げ、在校成績も現在2位。「目標は石井寛子さんみたいに何でもできる選手。どんな展開でも勝ちにいける選手になりたい」。卒記こそ、頂点を射止める。