予選8Rが今年の初戦となる雨谷一樹(29=栃木)は、実に82日ぶりの実戦を迎える。

自転車競技のハードなトレーニングを積んでいるとはいえ、レース勘は心配だ。

「世界選手権の後はオフで2週間は海外にいました。競輪用の自転車にも触っていないし、脇本(雄太)さんのようにはいかないでしょう」と、不安な胸の内を吐露した。

ナショナルチームの首脳陣からは「自分に合わない無理な競走はするな」のお達しも出ている。

「2周先行とかは考えていません。自分の勝てるタイミングで仕掛けようと思います」と、スピードを最大限に生かした走りに徹する。