準決4Rの出沢拓也(28=神奈川)は、前団で落車した選手と接触した際にクリップバンドが外れるアクシデントに見舞われた。それでもあきらめずに前を追い、外を伸びて2着に食い込んだ。

出沢に抜かれて3着になった亀谷隆一は、「出沢に抜かれたのもショックなのに、クリップバンドが外れてたなんて」と苦笑いだった。

荒っぽいレーススタイルだけに、どうしても失格や落車がつきまとう。昨年8月には鎖骨を骨折し、5カ月もの欠場を余儀なくされた。それでも「恐怖心はまったくありません。ただ、ムダな動きはしないように心がけるようになりました」と、復帰後もスタイルに変わりはない。

決勝10Rは南関の3番手回り。ヨコの動きはいらない。全力で前に突っ込むだけだ。