マシュー・グレーツァー(26=オーストラリア)が、今年初戦を危なげなく勝利し、外国人選手の連勝記録を16に伸ばした。

最終ホームカマシで前団をたたき切ると、ラスト1周前半は9秒0、上がりは9秒2で逃げ切り勝ち。松戸のバンクレコードが9秒0。レースを見届けていたボティシャーすら「シンカンセン!」と目を丸くしていた。

グレーツァーは「いいタイムなのでハッピー。初日を走って自信がついた。最終ホームではまだスピードをキープする感じで、バックに向けて加速するように走った」と余力たっぷりの表情。それでも、まじめな好青年は、言葉を選んで「95点」と、日本語で自己採点した。

準決12Rでは、日本屈指の追い込みである佐藤慎太郎が番手に。「ゴール前で抜かれるかも」とぽつり。ゴール前は本気の走りが見られるか?