逃げても強いんです。準決3Rの等々力久就(28=長野)は、残り2周で秋永共之を押さえると、そのまま打鐘からスパート。田村武士の援護を受けて2着に逃げ粘った。

まくりのイメージが強いだけに、対戦相手も等々力の押さえ先行は想定外だったはず。「誰も僕が駆けないと思ってなめてましたね。前回も逃げの決まり手がついたし、調子がいい証拠だと思います」と、してやったりの表情。

マークの田村からは「決勝は自分が届くレースをしてくれればいい」というお墨付きをもらった。決勝7Rは、得意のまくり勝負で一発狙いに出る。