12Rで優勝戦が行われ、平高奈菜(31=香川)がデビュー通算14度目、住之江では初優勝を飾った。

2コース差しを決めて、2Mはイン長嶋万記のツケマイもしのいだ。これで8月のプレミアムG1蒲郡レディースチャンピオンの優先出場権を手にした。長嶋は無念の2着。最終2Mで向井美鈴を逆転した中谷朋子が3着に入った。

平高がリベンジを果たした。前節徳山ヴィーナスシリーズ優勝戦で、同じ2コースだったが6着。調整失敗を踏まえて、今節はしっかり足を仕上げた。「足は全体的に良かったと思います。2マークは緊張しました。相手は長嶋さんですから」。

2期前(17年11月~18年4月)は悪夢のフライング3本を切った。合計180日間ものフライング休み中は、引っ越しのアルバイトも経験した。17年7月徳山以来の優勝は、感慨深いものがあった。「(復帰後は)ダッシュ戦で一からやり直したのが、いい経験だったと思います」。表彰式では笑みが絶えず、多くのファンの声援に応えた。

次節は5月4日からのG3鳴門オールレディースに出走予定となっている。