柳瀬幹太(20=山口)が目標だった無事故完走で、デビュー初戦を終えた。大外進入からコンマ27でスリットを通過。6着だった。

出走前は「楽しみ7割どきどき3割」と心境を語っていたが「(12秒針が回転しても)集中していたので、どきどきはしませんでした」という。

スタートは「展示でコンマ09だったので、本番は少し気をつけて行きました。150では早い! と思って途中でアジャスト。100からは全速で行けました」と振り返った。

レース終了後すぐに、原田篤志に呼ばれ、リプレー映像を見ながらの反省会。

「原田さんから、1Mを回った後の走りについて重点的にアドバイスをいただきました。自分が(逃げるように)引き波の外を走っていたので、道中の走るべき位置についての確認と、ターン直前の(レバーの)落とし位置について教えていただきました」という。

柳瀬の48号機は前節、竹之内極が連日苦労して調整していた。新エンジンとはいえ、現状ではワースト機と言っても過言ではない。それでも「伸びはない感じですが、回り足は大丈夫そうです」と前を向く。

2日目は、1R6枠と10R5枠の2走。特に10Rでは、手取り足取りレクチャーしてくれている大先輩、原田と対戦する。生きたレースで原田の教えを少しでも吸収し、一歩ずつ前進していきたい。