A級予選5Rの中井大介(49=福岡)は林慶次郎のマークを死守して2着に入り、2車単の1番人気に応えて安堵(あんど)した。

「僕が抜けなくて今頃、林家が一族で盛り上がっているんじゃないかな。決勝でもう1回連係したいですね」。林の師匠は父孝成(59期=14年引退)になっているが、デビュー以来、中井が実質的に師匠代わりを務めてきた。「練習では林君が6~700メートル全開で行っても抜けない。練習通りのレースだったし、一人前に育てられたなと思った」と愛弟子の成長を誇らしく感じていた。