台風接近の影響で1Rから安定板が装着され、6Rから2周戦となった。水面も荒れていたが、優勝戦も波乱の結末。大外6枠の金子龍介(46=兵庫)が鮮やかなまくり差しを決めた。今年2回目、尼崎では9回目。オール兵庫は意外にも初制覇となった。

進入は枠なりの4対2。5カドとなった稲田浩二(34=兵庫)がコンマ02のこん身のスタートで飛び出したが、イン重木輝彦(31=兵庫)が抵抗。絶好の差し場が開いた金子がシャープにまくり差しを決めて、バック突き抜けた。2着にはうまく1Mを差した魚谷智之(43=兵庫)が入線。山本隆幸(41=兵庫)が3着。人気を背負った重木は5着に沈み、3連単は7万3790円(110番人気)の大波乱で幕を閉じた。