116期のNO・1、山口伊吹(19=長崎)は、デビュー3場所いずれも決勝に駒を進めてはいるが、まだ完全に力を出し切れていない印象が残る。

「レースまでの雰囲気には慣れてきたけど、レースの方はまだ慣れません。動くところで動けなかったり、位置取りも全然自分が思うようにはできていない」と振り返る。そんな中でも、2場所前の佐世保決勝は「考えるよりも先に動けた」と、納得できる走りだったという。養成所時代も、同様の傾向だったという。頭よりも体が先に動く方が、力を出せるタイプなのかもしれない。ガ予1・7Rも、本能のまま? 主導権を奪えば、怖い存在となりそうだ。