篠崎仁志(31=福岡)が2M逆転の差しで、今年4回目の優勝を飾った。

先に回った池永太の懐を差して、バックでへさきを引っかけた。2M手前で少し落としてから、内に来ていた平田忠則を押さえながら全速で差し、鮮やかな逆転劇を見せた。「エンジンが驚くほど出ていたから決まりました」。逆転した2Mのリプレーを見ながら、相棒の44号機のパワーに感心した。

若松では13年8月以来、6年ぶり2回目の優勝だ。「地元だけど、なかなか調整が合わずに苦しんでいた。このエンジンはトップクラスになると思います」。次節は大村SGメモリアル、そして10月にはG167周年記念で若松に戻ってくる。「SGは選ばれた自覚を持って走りたい。10月のG1も頑張ります」。遅くまで残った多くのファンの前で力強く宣言すると、再び拍手がわき起こった。