伝統の一戦は発祥地で! 夏恒例となったナイターSG「メモリアル」は、65回目を迎える。舞台は第1回大会以来、64年ぶりに長崎県の大村で、27日から9月1日まで開催する。合計5回のカウントダウン連載「ROAD TO メモリアル」の第1回は、大会の歴史などを紹介する。

<大会の歴史>

(1)大会の歴史 1955年、ボートレース発祥を記念して創設され、10月に行われるボートレースダービーと並ぶ伝統と格式のある大会。第1回は発祥地・大村で行われ、今回は64年ぶりに、大村で開催される。2014年の第60回大会より、ボートレースメモリアルという通称を用いている。

(2)出場資格 優先出場は前年度の優勝者(毒島誠)。同グランプリ優勝戦出場者(峰竜太ら)。7月のオーシャンカップ優勝者(瓜生正義)。開催レース場となる大村の希望選手と、ほか23場の推薦選手(1場あたり2人)が出場する。初日ドリーム戦は各地区の獲得賞金上位者(19年1月1日~7月15日)。枠番は賞金順で、今年SG2冠の吉川元浩が1号艇に選出された。

(3)優勝賞金 55年の第1回は1万円、翌56年は3万円へ。69年の15回から100万円。1000万円を超えたのは、83年の29回大会から。4000万円だった時期もあるが、昨年までは3500万円へ引き下げされた。しかし近年、業界の施策などが実り、売り上げが再び上昇したことで今年から3900万円になる。

(4)ナイター開催 48回(02年・蒲郡)はSGとして初めてのナイター開催となり、大村でのナイターSGは今回初。【窪寺伸行】

※明日は「大会総展望」