大村の走りはユキヤにお任せ! 「ROAD TO メモリアル」の第2回は大会を総展望する。原田幸哉(43=長崎)は、17年4月に愛知支部から長崎へ移籍して以降、G1を含め優勝も1着も量産。今回も抜群の地の利で優位に立つ。総合力は峰竜太が優勢、前回覇者の毒島誠らもスピードでV戦線に加わる。

<大会総展望>

ハイレベルなSG競走。もちろんV候補はわんさかいる。でも、大村実績は原田幸哉がすごい。移籍してまだ約2年4カ月程度だが、通算優出、優勝、1着、勝率でトップに立つ。17年4月にはG1優勝も飾り、地の利で大きなアドバンテージを持つ。好素性機を引くのが理想だが、水準以上のエンジンならば、持ち前の速攻力が発揮できる。

初日12Rのドリーム戦は、各地区の獲得賞金上位者(19年1月1日~7月15日)が並ぶ。賞金順に(1)吉川元浩(兵庫)(2)峰竜太(佐賀)(3)柳沢一(愛知)(4)桐生順平(埼玉)(5)茅原悠紀(岡山)、(6)重成一人(香川)。吉川は今年SG2冠に加え、大村通算3連対率では原田を上回る。峰は調整の能力の高さなど総合力はNO・1。桐生、茅原らもスピードとテクニックで原田らを脅かす。

前回覇者でSG4冠すべてがナイターの毒島誠、7月のオーシャンCで10個目のSG優勝を飾った瓜生正義も好勝負は必至。池田浩二、井口佳典、太田和美、石野貴之の実力、松井繁や今垣光太郎の底力も怖い。大村相性のいい遠藤エミ、勢いある大山千広ら3人の女子勢の台頭も注視したい。【窪寺伸行】

※明日は「コース特徴」