1976年5月に選手登録し、デビュー44年目の藤井定美(64=群馬)が2Rで自身通算10000走目を迎えた。

レースは2コース差しに失敗して4着になり「ずっとペラを調整しているけど、なかなかいい方向にいかないよ。どうしたらいいのかな」と衰えぬ向上心をのぞかせた。

現役では登録順に高塚清一、高橋二朗に次ぐ3人目の古豪で、これまで43回優勝した。元気な秘訣(ひけつ)は「ここまで大きなケガや病気をしなかった。今は時間があれば歩いているよ。それに食べても太らない。筋肉が落ちたからかな」と話した。そして「長いことやって、いいことも悪いことも覚えている」と続けた。