有吉辰也(43=飯塚)が2周回1角で先頭に立ってそのまま押し切り優勝。大会初、G2は6回目の制覇となった。2着に浦田信輔が入り、13連勝中の青山周平は3着に終わった。

勝因は好スタートだった。「スタートを行かないと何ももないんで、朝から練習して行きました」。最重ハンデの10メートル線ではトップスタートを決め、逃げる0ハン田中正樹を追走。「早めに行かないと後ろにやられると思い、早めに仕掛けました。リングとバルブは扱って試走もいい感じ。4日目は(重富)大輔に直線離される感じだったけど、優勝戦は直線の感じも良く、確実に良くなったと思った。(浜松は)相性のいいレース場だと思います。7月に浜松で優勝した時のタイヤがまだ使えたんで」タイヤもエンジンもマッチして、好仕上がりで臨めたのが大きかった。

「10月からランク的にハンデ位置が外側になるんで。その位置でも結果を出さないといけないですね。そう甘くはないですけどね。頑張ります」。飯塚のオーバルチャンピオンカップに続き今年、G2は2回目の制覇。この勢いに乗って、秋冬のビッグ戦線でさらに存在感を見せつける走りを披露してくれそうだ。