新山響平(25=青森)が、兄将史との兄弟ワンツーフィニッシュで、地元G3初制覇を決めた。通算では今年6月函館に続き3度目。

ゴールを駆け抜けると、兄と手を取り合って喜びを分かち合った。表彰式には、急きょ兄も呼ばれ「兄弟ワンツーで感無量です。(兄には)ちぎれないでくれて、ありがとう」と笑わせた。終始なごやかな2人に、地元ファンも拍手を送り続けた。

今後はナショナルチームの一員として、14日からの全日本自転車競技選手権に向かう。「これで来週の競技に専念できる。競技とは違って、1人で戦っているんじゃない。楽しい、うれしい優勝」。令和初の青森G3は大団円に終わった。【山本幸史】