カウントダウン連載「ROAD TO ヤングダービー」の第4回は、渡辺和将をピックアップする。今期は勝率7点超えをマークし、好調をアピールする。経験値の高さで、エンジン出しに自信を持つ。ヤングダービー卒業生として最後の大会に臨む。

渡辺和将は、第1回大会からヤングダービー皆勤賞。15年の尼崎大会では優出(6着)している。来年2月に30歳となるため、今回が最後の出場となる。

今期(5月以降)は8月終了時点で、8節に出場して6節で優出。予選落ちは1度もなしと抜群の安定感を誇る。勝率はここまで7・47をマーク。過去の最高勝率が7・00で、このまま順調にいけば2度目の7点台となる。

勝率アップの要因に渡辺は「ペラですね」と即答した。「悪いエンジンを引いても、それなりに仕上がってくれる」。話を聞いた8月多摩川でも、当時複勝率26・1%の低調機を立て直してベスト6入りを果たした。

今大会では登録番号は上から3番目。経験値の高さなら負けていない。当たっているペラ調整でエンジンを快速に仕上げ、パワー勝負に持ち込む。【古村亮】

◆渡辺和将(わたなべ・かずまさ)1990年(平2)2月12日、岡山県生まれ。103期生として08年11月児島でデビュー。13年5月からつ新鋭リーグ戦で初優勝。同期は深谷知博、黒井達矢、小野生奈、北山康介、秋元哲ら。167センチ、52キロ。血液型A。

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