カウントダウン連載「ROAD TO ダービー」の第4回は、重成一人を紹介する。香川を代表する天才レーサーは、意外にもダービー初出場。今年は大村メモリアルで優出し、年末のグランプリ出場も射程圏内に入る。俊敏なターンを武器にダービー王を目指す。

G1優勝は6回、SG優出は7回。11年と16年にはグランプリにも出場したことがある実力者。そんな香川を代表するレーサーが、デビュー23年目でダービー初出場。年末の18人を目指して、集中力を高める。

近年は勝率6点台が続いていたが、19年後期に勝率7・01とし、5期ぶりに7点台をマーク。今期も余裕の7点超えで、復調してきた。SGは福岡オールスター、多摩川グラチャンは予選落ち。それでも常滑オーシャンで準優入りを果たすと、大村メモリアルでは優出6着。健在ぶりをアピールし、賞金の上積みにも成功した。15日時点で獲得賞金は24位。ここから桐生チャレンジカップまで、ラストスパートをかける。

児島は通算12回の優出で優勝は1回。実績があるとはいえないが、直近6節で4節は優出している。豊富な経験を生かして、ダービー王を目指す。【古村亮】

◆重成一人(しげなり・かずひと)1978年(昭53)9月12日、香川県生まれ。80期生として97年5月丸亀でデビュー。00年3月若松でデビュー初優勝を達成。04年6月福岡でG1初優勝。同期は白井英治、平田忠則、白石健ら。168センチ、54キロ。血液型A。

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