前場所松山で初優勝を飾った、115期ルーキー山口聖矢(25=岐阜)が立川バンクに初登場する。

松山決勝は逃げた同期今野有樹をマークする形から追い込んだ。「やっとでした」と振り返るように慢心はなし。それもそのはず、父はKEIRINグランプリ2勝など偉大な山口幸二氏(62期引退・本紙評論家)。立川は父がグランプリ初出場Vを飾ったバンクとあって、その表彰ボードを見ては「父はやはり、すごい」と何度もうなずいていた。

初日の出番は予選3R。「父に『残り1周からなら、逃げて勝てるように』と言われています」。ロングスパートへ意気込んでいた。