桐生では魅せるレースを! 「ROAD TO チャレンジカップ」第4回は、地元女子でただ1人レディースチャレンジカップ(LCC)参戦の松本晶恵(32=群馬)を取り上げる。16、18年のクイーンズクライマックス覇者が、年末の徳山をにらんでギアをもう1段階上げる。

昨年は10月の津でフライングを切り、LCCはF休み。「あれから駄目な時は無理しないでおこうと。気持ちが空回ってる時にできない事をやるのは違うと思った。その前向きな気持ちと、蒲郡レディースチャンピオンで優出(4着)できたのが大きかった」と、今年のLCCは目標にしていたドリーム戦に4枠で選出された。

次の目標も決まっている。「LCCは優出経験がないんです。だからまず優出して、地元で優勝したい。それで年末を迎えたい」。年間を通してのプランは、ここまでほぼ予定通りに進んでいるが、自身の評価は辛い。「今の納得度(10月取材時)は100点満点で3点くらい(笑い)。自分の技量がすごく後退してる。でも、桐生は走り慣れている好きな水面だし、気持ちだけは魅せるレースをしたい」。誰よりも熱い気持ちを胸に有言実行の優勝を目指す。【湯田坂賢一】

◆松本晶恵(まつもと・あきえ)1987年(昭62)6月3日、群馬県生まれ。98期生として06年5月の桐生でデビュー。07年多摩川で初勝利。12年6月丸亀で初優勝。G1優勝は2回。同期は平山智加、松田祐季ら。155センチ、48キロ。血液型A。

※明日は「なるほどデータ」