最終日の第9Rで行われたレインボーカップチャレンジファイナルは脇本勇希(21=福井)がまくりで優勝した。2着には岩谷拓磨、3着には小原丈一郎が入った。上位3人は9日付でA級2班に特昇する。

「勝ちにこだわりました。足をためて一発を狙ってましたが、それがうまく決まりました」。作戦がばっちりとはまった。

実兄の脇本雄太と同様に先行勝負が持ち味の脇本だが、この日はスピードが上がるまで我慢のレース。最終HSから駆けた石井洋輝を岩谷拓磨、野上竜太が追って脇本は外並走の4番手。先に仕掛けた野上が「3コーナーで止まったので、そこから踏み上げた」と直線勝負で突き抜けた。

「市田(佳寿浩)さんに特昇を決めてこい、と言われてたし素直にうれしい。A級2班に上がってからは自分のレースで上を目指します」と今後の活躍を誓った。