S級の準決10Rを内から差し切った大森慶一(38=北海道)。だがレース後は下車し、場内のカートで戻ってきた。「最終バック手前で挟まれる形になった時、バーンと音がした。前輪が少しブルブル震えていたし、これじゃ外は踏めないなと思ったら、内が空いたのでいきました」。そんな状況でも差し切れるのだから、足の状態の良さはかなりのものだ。

決勝11Rは、前検日に「連対率は8割くらい」と話すほどの好相性を誇る山崎芳仁の番手戦。しっかりとガードしてワンツーを決め、直前の練習中にけがをして参加できなかった、小倉競輪祭の悔しさを晴らす。