大瀬戸潤一郎(37=広島)が大物との練習の成果を見せ、しぶとく準決に勝ち上がった。予選9Rは戸田康平の先行に乗り、堀内俊介-望月永悟にはまくられたものの、その望月に4分の1輪差の3着まで詰めた。

11月四日市の落車で右肋骨(ろっこつ)を骨折し、今回は約1カ月ぶりの実戦だが「これでレース勘も戻ると思う」と表情は明るかった。この間に防府に出向き、2年連続でKEIRINグランプリ(GP)に出走する清水裕友と、もがいてきた。「GPに向けての練習パートナーですわ(笑い)。ただ、自分にとってもいい練習になった」と言う。準決9Rは単騎で混戦抜け出しを狙う。