122期の中村日向(21=香川)が、デビュー170走目で初勝利を挙げた。2Rは4カドの今出晋二がトップスタートを決めて絞りまくり。中村は右隣の5コースから展開を突いてバック抜け出した。レース後すぐに水神祭も行われ、スタンドのファンの前で水面に投げ込まれた。

「時間がかかったけれど、地元で決められたのが一番うれしい。お世話になった師匠(秋山広一)や先輩方に感謝を伝えたい」と初々しい笑顔をのぞかせた。

18年5月にデビュー以来、フライング事故や、けがに悩まされた。だが、近況は連にも絡む活躍。成長を初勝利に結びつけた。「終わり良ければ全て良し。優出やA級を目指す来年に弾みがつきました」と新年の飛躍を誓う。今節はここまで4、2、3、1着と初の予選突破も見えてきた。