スーパースター王座決定戦は青山周平(35=伊勢崎)がトップスタートからそのまま10周回を逃げ切り、1番人気に応えて優勝。賞金3000万円を獲得した。2着争いは早川清太郎が制し、永井大介が3着。人気に推された鈴木圭一郎はスタート遅れが響いて7着に終わった。

試走は3秒31と劣勢だったが、本番では調整がうまく合って、1枠から先頭で飛び出すと、そのまま永井、早川と次々迫る後続を、コースを守って攻めさせず、そのまま押し切った。

「風が強かったので、風を味方に、考えながら走りました」と、特にコーナーでの突っ込み、立ち上がりに細心の注意を払ったクレバーな走りが功を奏した。

19年はオートレースグランプリ、日本選手権に加え、SS王座戦を制したことで自身初となるMVPは、ほぼ手中に収めた。「(MVPが取れるとしたら)うれしいんですが、自分だけで取った訳ではなく先輩方や同期、後輩にオートレース関係者の皆様のサポートのおかげです」と感謝の意を表明する。

2020年は、休む間もなく1月2日の川口からスタートする。「自分はSGだろうが、普通開催だろうがその都度リセットするような感じでやっているので」特に好調だった19年後半の勢いそのままに、新年の正月開催からさらなる高みを目指す。