庄子信弘(41=宮城)が現在の充実ぶりを存分に披露した。

予選8Rでは後攻めから先に足を使う想定外の形になったが、うまく別線の若手2人をもがき合わせる展開に持ち込み、最終2角から鋭くまくって快勝。「これでダービー(日本選手権の初出場は)決まったでしょ」と、ボーダーラインから1歩抜け出す価値ある1勝に満面の笑みを浮かべた。

かつてはチャレンジ陥落も経験したデビュー21年目の苦労人。「明日(準決9R)も頑張りたいね」と、新山響平マークから今年初の決勝進出を思い描いていた。