競輪初の早期卒業ルーキー、117期・菊池岳仁(19=長野)がデビュー戦で完全優勝を決めた。

チャレンジ決勝10Rは、赤板を過ぎて渡辺正人が先行態勢。前受けから5番手へ下げた菊池は最終ホーム手前からスパートし、3番手から合わせて踏み込んだ浅見隼を難なくカマして主導権を奪った。

菊池の後位で競っていた岡崎泰郎と田中秀治はちぎれ、菊池を追走する形となった浅見も徐々に離され苦戦。菊池は2着の浅見に6車身差をつけ、上がり11秒8の好時計で押し切り圧勝した。

これで予選、準決と全て逃げ切り。同じ早期卒業ルーキー寺崎浩平に続いての初陣完全Vを果たした菊池は「感覚は日に日に良くなっていて、最終ホームでカマシを狙っていた。次走(27~29日・京王閣)も、その次も完全優勝したい」と、特昇への意欲を表した。