8年ぶりにS級1班となった浅井康太(35=三重)が、いわき平G3で20年の初戦を迎える。昨年12月の別府G3決勝で落車し、初めて左鎖骨を骨折。和歌山G3をパスし、今開催から始動する。

グランプリ(GP)当日は四日市バンクで練習していた。「GPを外から見たことで、8年間GPに追われていた自分が、いかに小さかったか、よくわかった。もちろんGPには乗りたいけど、それ以上にファンの人が楽しめる競輪をつくっていきたい」と、新たな心境に達したようだ。

直前は発熱もあり、納得の練習はできなかったというが、今年、座右の銘を「虎視眈々(たんたん)にした」と明かす。その言葉通り、王座奪還を狙って始動する。