高比良豪(39=福岡)が底力を見せつけた。準決5Rでは、3場所前から6連勝中だった新人佐々木悠葵の後方まくりを中団から合わせ切って快勝。

「今までも強い新人に当てられてきたから特に意識はしなかったけど、自信にはなりました」と笑顔で振り返った。前場所の地元久留米がいまひとつの内容だっただけに「鬱憤(うっぷん)を張らせました」と満足そう。

10R・A決勝はその佐々木の番手を回ることになり「自分がついた方が走りやすいでしょう。好きに走ってもらいます」と、直線勝負を思い描いていた。