準決6Rで明田とワンツーを決めた房州輝也(33=33)。G3戦線でも好走していた実力者に、復調の兆しが見えた。

「前回までは(前期)S級で戦っていたころのセッティングで『うーん?』という感じだった。そこで思い切って一番良かったころのセッティングに戻し、自転車が出てきた」と、出てくる言葉も滑らかだ。

昨年10月の松戸G3で誘導員早期追い抜きにより失格。3カ月あっせんが止まった時に「休んだ分、しっかり計画的にやって来た」ことも、実を結びつつある。加えて「S級で良かった時だけのVTRを見て、イメージトレーニングを自分の中でやった」。決勝10Rで優勝を手にすれば、復調はさらに加速するはずだ。