中岡正彦(42=香川)が悲願のG1初優勝を決めた。

人気を背負ったイン山田祐也を3カドから鮮やかなまくり差しで下した。2着には山田、3着には重成一人が入った。なお、近江翔吾は痛恨のスリットオーバーとなった。

進入は12・3456。中岡は、展示も本番も3カドに構えた。「初めからまくりつもりだった。でも山田君も出てたから差しになりましたね。でもまさか3コースでG1を勝てるとは思わなかった。選手生活24年目、長かったです」と喜びをかみしめた。

今回のVで、3月に行われる平和島クラシック出場の権利を獲得した。「今までSGの優出は2回とも平和島のクラシックだったんですよ。あきらめないでG1を取れたので、さらに上を狙ってチャレンジできますね」と、まるで若者のように目を輝かせた。